外周りにひび割れはないか

2012-01-07

外周りは基礎コンクリート部分や外壁、サッシ周りや軒裏など、見るべき箇所がたくさんあります。まずはざっと見渡して、クラック(ひび割れ)がないかを確認してみてください。大きなクラックがあるのがわかります。幅を測ってみると、なんと0.6ミリ以上。コンクリートは乾燥すると収縮する性質があるため、「ヘアクラック」と呼ばれる細かいひびが入ることがよくあります。このタイプのひびならば、さほど気にする必要はありません。

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ひとつの目安として、0.3ミリ以下ならまず問題ありません。しかし、それ以上の幅があり、かつ一定の深さがあるものは要注意。建物の構造や地盤などに、なにか根本的な問題が隠されているかもしれません。0.6ミリともなれば要注意でしょう。築20年くらいの木造アパートのホームインスペクションを手がけたときのことです。依頼してきた投資家は、「購入を検討していたのですが、壁のあちこちにひびがあることが気になって……」といいます。実際に診断してみたところ、たしかにクラックが散見されます。問題は、このクラックの原因。基礎部分には亀裂がなく、建物の周囲に地盤沈下も見られません。どうやらこの物件のクラックは、建物の沈下によるものではないようでした。結果としては、建築時に十分乾燥していない部材を使用したことが原因だと考えられました。診断した時点で、部材はすでに十分な乾燥状態にあり、どうやらこれ以上ひび割れが進行することはなさそうです。それでも、大きな地震などで無理な力がかかったりすれば、なんらかの被害が起きる可能性も否定できません。そこで、今後物件を購入し、大がかりなリフォームを行うようなら、その際に耐震改修も併せて行うようにアドバイスをしました。