キミは、「α(アルファ)波」という言葉を聞いたことがあるだろうか。雑誌などで、その効果がひんぱんに取り上げられているので知っている人もいるだろう。じつは、“試験に臨むのに最適な精神状態”に、このα波は大きく関係しているのだ。人間の脳には、その活動にともなって微弱な電流が流れる。「脳の神経細胞の電気的な変動」というわけだが、簡単にいえば、この電流をとらえたものが「脳波」である。この脳波のなかに、α波と呼ばれる種類のものがある。α波が、なぜこれほど騒がれるのか。これにはちゃんと理由がある。脳でα波が出ているときは、「記憶力・集中力がアップする」「ひらめきや創造力がアップする」などの利点があるのだ。もし、試験中にα波が出せれば……。一般にα波は、リラックスの脳波ともいかれるように、目を閉じて静かにしていると出てくる。眠りにつく直前にも出てくる。しかし、それだけでは集中力やひらめきには結びつかない。波が出ているというだけで、頭脳活動とは結びつかないのだ。では、どうしたらα波を頭脳活動にうまく活用できるだろうか。その方法としておすすめなのが、「呼吸法」だ。自分の意志で制御できる呼吸を使って、無意識下にあるα波を出そうというわけだ。