がんの予備細胞

2010-12-02

免疫力低下の状態が長く続くと、「がんもどき」ともいうべきがんの予備細胞が、がん細胞に成長してしまうことがあります。「がんもどき」の細胞は、健康な人でも体内で毎日数百個単位で生まれています。しかし、免疫力が正常であれば、異常を察知する免疫監視細胞という細胞が働いて、リンパ球に「がんもどき」細胞を取り除くように指令を送ります。こうした働きがあることで、つねに身近に存在するがんから身を守っているというわけです。ところが、ストレス状態で免疫力が低下していたら、「がんもどき」は、立派ながん細胞に成長してしまいます。さらに免疫力低下は、身体の異常を察知する力も落としてしまいます。リンパ球は、体内に敵が潜んでいないか、身体中を駆けめぐってつねにパトロールしているのですが、その機能が低下するので、がん細胞は攻撃されることもなくどんどん増殖していくのです。また、自律神経のバランスを崩すストレスは、不眠や食欲不振。血行不良などを起こします。すると栄養が身体全体にまわらなくなるだけでなく、血流とともに全身をめぐるリンパ球も満足にパトロールができなくなり、免疫力を低下させます。