「松飾り」について

2011-03-10

正月に門の入り口に立てる門松や玄関の飾り物を「松飾り」といいます。なぜ「松」なのかというと、日本人は昔から松の木を、神聖な木、縁起のよい木として尊んできました。真冬でも枯れずに緑を保ち、樹齢が長いことや、松脂(樹脂)が闇を照らす松明となり、松の実は長寿の薬にもなることから生命力の象徴とされ、また「神待つ木」の語呂合わせから、松は神の依り代(神霊の宿る場所)と考えられるようになりました。平安時代には、年神様(その年の福徳をつかさどる神様、正月に家々に迎えて祭る)が地上に降りてくるときの目印として、門や玄関に松の枝を飾る風習が生まれ、これが現在の門松をはじめとする松飾りのもとになりました。鎌倉時代には、松のほかに節目正しくまっすぐ伸びる竹が縁起物として添えられるようになり、江戸時代に入ると、門の(玄関に向かって)右に「雌松」、左に「雄松」と一対にして飾るようになりました。

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