高校にも、同じく浪人していた友達と一緒に合格の報告に行きました。いろんな先生に「おめでとう」という言葉と大学生活のアドバイスをいただきました。ある先生は、わたしが一年前に書いた手紙をまだ持っていてくれました。今年合格の報告ができて本当によかったなあと思いました。いよいよ京都の家を出るとき、体が悪くてめったに外に出ない祖父母がわざわざ見送りにきてくれましたが、そのほかはいつもと変わりありませんでした。引っ越しの荷物をおくりだし、ちょっとそこまで出かけるみたいに家を出ました。ただ、いつも明るい姉が「子どもが出て行くときってこういう気持ちになるんやろうなって考えたら、将来子どもほしくないって思うわぁ」と冗談みたいに言うのを聞いてから、もやもやした感覚がずっとつきまとって消えませんでした。そのもやもやの理由がはっきりしたのは、東京の家に行く前に、家出した時お世話になった筑波の友達のところヘ一泊した時でした。友達と蕎麦屋で夕食を食べている時、ふいにわたしは聞いてみました。