週刊誌の取材を受けると、「彼女をソノ気にさせる照明はやはり、ピンクのライトですか?」と聞かれることが多い。しかし、ピンク色の照明でソノ気になる女性がいるなら、ぜひ教えてほしい。ほとんどの女性が、ピンク色の光が輝く部屋に入ったとたん、そのまま出口に向かうと思うからだ。実際、「ピンクのライトを使っている男性の部屋を見たら、どう思うか?」何人かの女性に尋ねてみた。すると、「いやらしい」「変な趣味があると思っちゃう」「引いちゃう」と、嫌がる意見が大多数だった。そのうえ、赤色のカラーライトは、体内にあるストップウォッチ機能を速める働きがあるということが専門家の研究でもわかっている。だから、赤色系のピンクを使うと、そわそわして「もう電車がなくなるから……」とあたふたと部屋をあとにすることになるのだ。ビジネス用でなら、赤色系のライトは有効だ。体内のストップウォッチ機能を高める赤い色の光は、仕事の打ち上げなどで、パッと騒いで解散!というシーンではふさわしい。そういうときこそ、レッドカラーライトが輝く居酒屋をチョイスしよう。では、どの色ならふたりの時間をジックリと楽しめるのだろうか? 正解は青い色。「時間を忘れてふたりの時間を楽しみたい」なら、青色の照明が活躍する店を選ぼう。青い光は人間を活動的にする光だが、逆に青いカラーライトは、人間の体内にあるストップウォッチ機能を遅め、くつろがせる色だということが実証されているのだ。例えば、お酒のボトルの並べてある棚を青色に光らせているバーや、魚が泳いでいる巨大な水槽がブルーに光り輝く店を見かけることがある。こういった店では、客は時間を忘れ、現実を離れてふたりだけのゆったりとした特別な時間を楽しめる。海のように青い光のなかなら、現実も時間も忘れて、とことんプライベートを満喫できるのだ。「どんな光か迷うけど、夜は昼間と違う自分を見てもらいたい」そう思ったら、お手軽なのは、ろうそく。この本でも何回も出てきた最終兵器だ。ろうそくの光は顔に自然のチークを施し、ゆらぎが柔らかい表情を演出してくれる。けはいよく見せるにはピッタリだ。そのうえ、テーブルの真ん中にある光は、そこにいる人の気持ちを集めてくれるので、周囲を気にせず、ふたりの心を寄せ合って過ごすこともできる。ただし、「ろうそくの効能をもっと欲しい」と、火を自分のそばに置くときには、要注意。特に薄暗い店では、下からゆらぐ炎の光が怪談話をする不気味な顔に見える。手を伸ばして、光を少々自分に近づけるくらいが、一番けはいよくステキに見せるコツだ。相手に自分をどんなふうに見せたいか、どんな気分にさせたいかによって照明を上手に使い分けられれば夜まさりする人になれる。モテるための第一歩は、夜の自分演出だ。ぜひ、トライしてみてほしい。