未来のノーベル賞学者はやはり秀才の中にいる。しかし、秀才の中の秀才というわけではなく、秀才の中では二番手、三番手に位置している。これが受験と創造性の問題を考える場合のひとつの鍵になる。というのは、エリート高校でトップクラスになったり、全国模試で上位に名を連ねるような秀才になるためには、全教科万遍なくものすごくできなければならない。そのためには、ひたすら模範解答をどんどん理解して暗記する、という作業を効率よく全教科にわたって行なわなければならない。ここに、日本の受験戦争の最大の悲劇がある。利根川や森のような「思考型の秀才」は、「暗記型の秀才」には試験で絶対に勝てないのである。だから、手っ取り早く入試で勝者になろうと思ったら、「疑問点はとことん考える」だの「問題意識を持つ」だの「興味の赴くままに文献を調べる」だのといったオーソックスな学習法を捨て、少しでも点になる「模範解答」をつべこべ言わず暗記するのが一番手っ取り早い。
[参考サイト]
資格・受験情報のRIKKAT公式サイト