当たりそうにないほど低い数字に愕然

2010-12-13

最近では2010年6月3日付の『ウォールストリート・ジャーナル』に載っていた話。10年も書きためてきた原稿を、出版社にことごとく断られてきた主婦が、アマゾンで自費出版したところ、1年も経たないうちにキンドル版が3万6000部も売れ、ハリウッドのプロデューサーにも目をつけられて映画化権のオプションが売れた、というニュースだ。こんな風に、どこの出版社にも見向きもされず、デジタルカタログにして電子書籍として自費出版したところ、飛ぶように売れて、最初は断られた出版社から紙の本で出す契約にこぎ着けた、自分ですべて管理して、出版社を使わずに印税だけで何千ドルも稼いだ、などという話がニュースになって伝わってくるが、滅多に起こらないからこそニュースなのだ。これはいわば宝くじが当たるようなものだ。誰かが、どこかで大金を手にしているのは確かなのだが、冷静になって確率を計算してみると、とても当たりそうにないほど低い数字に愕然とする。